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写真家の撮影現場

H-アッシュ クロダミサト



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「荷造り」 2012年1月21日のこと
   家に帰るとあっしゅの荷物のほとんどがダンボールに詰められていた。   漫画やオモチャのフェギュアなどいろいろな物が転がっていたあっしゅの部屋は、   幾つかのダンボールが置かれただけの部屋に...
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「年越し」 2012年1月1日のこと
   2012年の年が明けた。私は卒業論文の提出日が近かったため、   実家に帰らずに東京で友人と共に年越しをした。   あっしゅは26日から実家に帰ると言っていた。   先日あっしゅの恋人の家に遊びに...
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1986年三重県生まれ。2006年、京都造形芸術大学情報デザイン科写真コース入学。2009年に「写真新世紀」のグランプリを「He is….」で受賞(蜷川実花選)。東京工芸大学大学院芸術学研究科卒。2011年1月初の写真集『沙和子』(リブロアルテ)を発表。

カメラで会いに行く 小林紀晴(こばやし・きせい)



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第33回 山形のKくん (その3)
  Kくんが運転する車は蔵王に続く道を軽快に登った。途中にスキー場が見えるとKくんは口を開いた。「ここには子供の頃から本当によく来たんです」 さらに地元のことを次々に話題にした。当然なのだけど山...
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第32回 山形のKくん (その2)
  新幹線を降りるとKくんが改札の向こうに立っているのが見えた。手を振ると、会釈するのがわかった。「久しぶり」「久しぶりです」 挨拶の言葉を交わしたあと、近くに停めてあるKくんの車まで一緒に歩い...
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1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真科卒業後、新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーに。1997年に『ASIAN JAPANESE』で脚光を浴びる。同年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞受賞。現在、雑誌、広告、TVCF、小説執筆など、ボーダレスに活動中。作品集に『homeland』『days new york―デイズ ニューヨーク』『SUWA』『はなはねに』など。他に『ASIA ROAD』『写真学生』『父の感触』『十七歳』など、著書多数。

靴底の減りかた 鬼海弘雄(きかい・ひろお)



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第15回 写真集を万引きした男
 約束の日は、朝からあいにく雨だった。地下鉄を浅草で降り、地上に出ると雨は霙混じりになっていた。底冷えのする寒い日なのに観音様の境内には結構な人が出ていた。押上に出来たスカイツリーのせいだろう。 ...
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第14回 スティーブ・マックイーンの佇む路地裏
    10時17分の急行電車に乗ろうと急ぎ足で駅に向かった。慌ててプラットホームに上ると、普段はすいている時間帯なのにホームは妙に混んでいた。時刻掲示板を見上げると文字が点滅していた。列車運行が...
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1945年山形県まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、さまざまな職業を経て写真家に。73年から浅草で撮り続けている肖像写真群は、『王たちの肖像』『PERSONA』などの写真集にまとめられ、海外での評価も高い。長年に渡りテーマを追い続け、インドやトルコを撮り重ねる各シリーズも継続中。『東京迷路』『東京夢譚』など東京各地を歩いた作品集でも知られる。2011年1月、写真集『アナトリア』(クレヴィス)を発表。

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