写真好きならば、一度は鉄道を撮りたいと想ったことがあるはず。
そんな人たちを、尽きせぬ愉しみへと導く、新たな写真講座です。
第2回「初めの一歩」は機材の選びから
三脚は締め付け部分が重要
脚の伸縮をはじめ、締め付け部分のロックが緩みにくく、耐久性に優れていることが重要。ハスキー4段(左)とジッツオG2227(右)
クルマの荷室
三脚が収納しやすいように、収納用コンテナを加工。その他、脚立、草刈り鎌、ヘッドランプ、寝袋、湯沸かし用のコンロなどクルマでの撮影の際には積んでいる。
鉄道は動く被写体ですから、三脚の使用はケースバイケース。ただ、じっくり構図を決めて撮影したい場合には是非欲しいものです。僕が愛用しているのはジッツオのG2227(現行品はGT2531EX)というモデルで、三本の足が独立しており、三脚の立てづらい急傾斜地などで大活躍しています。この他、ハスキー4段はハイアングル撮影や大型カメラ撮影に使用しています。この三脚と、脚立を組み合わせると約3mの高さから撮影できます。そうそう、脚立といえば、昔は鉄道写真を撮る人のカメラバッグはアルミケースが主流で「銀バコ」なんて呼ばれていました。この「銀バコ」、よく踏み台として重宝したものです(電車が混雑しているときには椅子がわりにもなった)。カメラバックも最近は「銀バコ」よりソフトバッグを使用している人が多いようです。
さて、カメラとレンズ、それに三脚が揃えば準備完了。ここからは「鉄道写真ならでは」という装備を幾つかご紹介します。
線路際に雑草が生い茂って、列車がよく見えないときには、安全な範囲内で線路脇の草刈りをするときもあります。僕のクルマには草刈り鎌が積んであります。ただし邪魔だからといって、やたらと木を切ったり、地元の人々の大切な植物にダメージを与えたりしないようにして下さい。熊よけの鈴やホイッスルは人里離れた山間部で撮影する際にあると安心です。それから、お茶を沸かすガスコンロもあると休憩時間が楽しいですね。
そうそう時刻表もお忘れなく。できれば全駅が掲載されている大きいヤツが良いですね。でも、あれって、結構重いんですよ。
さて、次回からはいよいよ具体的な撮影テクニックに進みます。

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よねや・こうじ
1968年山形県天童市生まれ。東京工芸大学写真科卒業。
安達洋次郎・真島満秀に師事の後フリーランスとなる。
鉄道と人の結びつきをテーマに日本と世界の鉄道を撮影。
著書に『木造駅舎の旅』(INFASパブリケーションズ)
『ニッポン鉄道遺産』(斉木実氏と共著、交通新聞社)など。
日本写真家協会(JPS)会員。
http://www.geocities.jp/yoneya231/
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