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撮影テクニック
背景をぼかす(1)──近づいて撮る
<花とマクロ>
花や植物の写真では、背景がぼけることによって、主題の美しさが際立つ。まずは被写体に近づくことでぼかすテクニックを紹介する。
被写体に近づけば近づくほど背景はぼける
被写体から遠い
被写体から遠い
被写体への迫り方が足らず、背景のぼけは少ない。
被写体に近づく
被写体に近づく
レンズの最短撮影距離まで迫り、大きくぼかした。
 一眼レフカメラらしい表現のひとつに「ぼけ」がある。小さな撮像素子のコンパクトデジカメでは原理的に難しく、大きな撮像素子の一眼レフカメラで有利なテクニックだ。作画へのぼけの効果はいろいろあるが、まず、背景をぼかすことで主題が目立ち、何を撮りたかったのかが明確になる。また、ソフトな印象をもたらすことができる。
 しかし、ぼけを作るのは難しいと感じている方が多いようだ。特に花のクローズアップ撮影はきれいな背景を作れるかどうかで作品のイメージが異なる。ぼけを生み出すポイントを知り、背景を自在にぼかそう。
 背景をぼかすポイントでもっとも簡単なのは被写体に近づくことだ。「寄れば寄るほど背景はぼける」ということを知っておこう。
背景のぼけ方の原理は、目の前に指先を出し、シャープに見えるギリギリまで寄せてみるとわかる。指に視点を合わせると、背景はぼけて見えるだろう。目とレンズはよく似ているところがあり、レンズも焦点を合わせた被写体に近づけば背景をぼかすことができるのだ。レンズはピントが合うギリギリの距離(最短撮影距離)があり、そこで撮影すれば背景をより大きくぼかすことができる。
 さらにぼけを強調できるのがマクロレンズで、これは接写ができるレンズだ。かなり花に迫ってもピントが合うので、よりぼけが大きくなるというわけ。そのため、花を撮影する人はマクロレンズを使用するシーンが多い。

マクロレンズでの撮影例
マクロレンズでの撮影例
被写体にさらに近づいて撮影できるので、背景をすっきりぼかしきる。
写真・文:吉住志穂

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