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撮影テクニック
背景をぼかす(2)──望遠で撮る
<花とマクロ>
標準ズームレンズを使っても背景をきれいにぼかして撮ることは可能だ。望遠は遠くのものを写すだけでなく、大きなぼけを作り出すことができる。
望遠側で撮影すれば背景はぼける
広角で撮影
広角で撮影
標準レンズの広角側で撮影した画像は、背景のぼけが少なく煩雑。
望遠
望遠
同じ位置から望遠側にズームして撮影すると、背景はきれいにぼける。
 標準ズームレンズでも背景をぼかすことはできる。それにはまず、望遠側にズームして撮影しよう。同じポジションから、広角側と望遠側とで撮影した写真を見比べてみると、その違いは一目瞭然。望遠側にズームした写真は、背景の花々がぼけて、すっきりとしていることがわかる。一方、広角側ではほんのりとぼけてはいるものの、ぼけが少なく煩雑な印象だ。
望遠レンズは遠くのものを大きく写すという目的はもちろん、背景をぼかしたいときに選ぶといい。望遠になればなるほどぼけは大きくなるので、高倍率ズームの最望遠側を使ったり、ダブルズームキットの望遠ズームレンズを利用することで、標準ズームレンズよりもより大きなぼけを作り出すことができる。

安易にズームで焦点距離を決めない
広角
広角
広角と望遠の写り方の違いをみるために、被写体を同じ大きさに写した。
望遠
望遠
望遠側の方が背景の写る範囲も狭くなるので、ぼけが大きく活かされている。
 また、被写体が同じ大きさに写るように広角と望遠とで撮り比べてみた。広角では花に迫り、望遠では離れている。被写体に近づくほど背景はぼけるので、広角側でもある程度のぼけは見えるが、やはり望遠側で撮影した方が、ぼけが活かされている。
 花の近くまで寄れるからといって、安易にズームを動かして焦点距離を決めるのではなく、ぼかしたいならとにかく望遠側に設定して、構図は寄り引きで決める。このようにして焦点距離を選ぶといいだろう。

望遠で撮影した別の例
望遠で撮影した別の例
高倍率のズームレンズなどを使うことで、ぼけの活かし方もいろいろとコントロールできる。
写真・文:吉住志穂

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