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試用レポート
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Nikon D300S ニコンらしい満足感を味わえるDXフォーマットの最上位機種
ニコンのアクティブD-ライティングは、黒つぶれや白飛びを軽減し、見た目に近い階調再現をしてくれるものだ。この機能を使う場合、前モデルのD300では「強め」「標準」「弱め」の3段階から選んだが、D300Sでは「オート」と「より強め」も加わり、選択の幅が広がっている。
Nikon D300S
アクティブD-ライティングの進化
 アクティブD-ライティングを使うと、飛び気味なハイライトや潰れがちなシャドウの階調を出し、見た目に近い印象の写真に仕上げてくれる。D300では「強め」「標準」「弱め」の3段階から選ぶようになっていたが、D300Sでは、「オート」と「より強め」が加わって5種類から選ぶことができるようになった。
 D90ではすでにD300Sと同じ5種類のアクティブD-ライティングが用意されていたので、目新しい機能というわけではないが、DXフォーマットのフラッグシップ機として、より完成の域に近づいたと言うことができよう。
 今回の作例では「オート」と「標準」ではあまり差がなかった。アクティブD-ライティングを使用するなら、基本的にはこの2つのうちどちらかを選んでおけばいいだろう。
 コントラストが高い被写体では任意に「強め」「より強め」を選び直すことになる。逐一の再設定が面倒なら、RAWで撮影しておき、Capture NX 2での現像時に設定を選び直すという方法もある。
 なお、RAWのCapture NX 2での現像調整だが、撮影時にアクティブD-ライティングをオフにした画像は、Capture NX 2ではアクティブD-ライティングを選ぶことができない。撮影時にいずれのアクティブD-ライティングを選んでいれば、「撮影時の設定」以外に「しない」「弱め」「標準」「強め」「より強め」を選び直すことができる。つまり、選択肢が広がるのは撮影時にいずれかのアクティブD-ライティングを選んでいる場合だ。RAW撮影で、あと調整の可能性を広げたいなら、いずれかのアクティブD-ライティングを選んでおくといいだろう。
D300SのアクティブD-ライティングの効果
 曇天の空の下、高架橋を下から見上げて、コントラストが高めの作図をした。露出モードはマニュアル。絞りはF8、シャッタースピードは1/320秒、ISO400、WBは晴天としている。レンズはAF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II を使用し、焦点距離は18mm。


アクティブD-ライティング:オート
影になっている部分がほどよく明るく起こされている。適度なコントラストもある。この作例では「標準」とほとんど変わらない結果だった。


アクティブD-ライティング:より強め
シャドウから中間調にかけてかなり明るくなっている。不自然ではないが明るくしたことによってシャドウ部のノイズが多少目立つ。



アクティブD-ライティング:強め
「オート」や「標準」よりも効果が強く、影が明るくなっている。「より強め」よりシャドウが締まって見える分、コントラストは高く感じる。


アクティブD-ライティング:標準
今回は「オート」とほぼ同じ結果。ただ「標準」より、その場のコントラストを判断する「オート」のほうが、オールマイティかもしれない。



アクティブD-ライティング:弱め
シャドウが軽く明るくなったという感じだが、「なし」よりはシャドウの階調をハッキリと確認できる。控えめだが自然でコントラストもある。


アクティブD-ライティング:なし
アクティブD-ライティングを設定せずに撮影。シャドウの階調の再現性は低いが、白黒ハッキリしたコントラストの高い画像だ。

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