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試用レポート
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Canon EOS 7D キヤノン渾身のAPS-Cフラッグシップ機
ハイブリッドISが強調されるEF 100mm F2.8Lマクロ IS USMだが、レンズ名に「L」を冠したことで画質も折り紙付きとなった。その実力を確かめる。
新100mmマクロレンズの真価
 まずはボケ味。レンズの味を決める大きな要素のひとつだ。作例10を見てほしい。公園のフェンスを写したものだが、フェンス表面に反射した太陽光が丸いボケとなっている。フェンスは等間隔で並んでいるため、このボケは均等に大きくなっていかなければ、ボケにムラがあるということだ。
 しかし、さにあらず。こちらの期待通り、ボケは均等に大きくなっていくことから、滑らかなボケ味を有するレンズであるということがわかる。また、奥に続くフェンスの黒い部分と反射した太陽光の白い部分に注目してほしい。距離が離れるほど徐々に溶け込んでいるのがわかるだろう。滑らかなボケゆえの表現だ。
 解像感も非常に高く、作例11のピントの合っている部分を200%に拡大表示してもディテールの描写がしっかりとなされていることがわかる。多画素のカメラであればあるほどレンズの解像感は重要となるが、このレンズは十分なキャパを持っていると言っていいだろう。
 従来のEF 100mm F2.8 マクロ USMも解像感が高く、ボケも滑らかで画質面で不満はなかった。ただ、開放時に点光源が多角形になってしまう欠点があった。この新しいマクロレンズでは、円形絞りを採用したことで、絞り開放時から絞り込んだ状態まで、美しいボケが得られる。新旧のレンズを撮り比べてみたがの作例12。新しいレンズでは円形のボケがひときわ美しい。ただ色味と焦点距離が多少異なるようだ。
 ところで、このレンズをフルサイズセンサーのカメラと組み合わせるとどうだろうか。EOS 5D Mark IIと組み合わせて撮ってみたところ、絞り開放時に周辺光量の低下が見られた(作例13)。また、四隅に点光源がある場合は口径食も現れた。APS -CサイズのEOS 7Dと組み合わせれば、周辺光量の低下や、周辺部の口径食も目立たなくなる。またAPS-Cでは実質倍率が1.6倍(キヤノンの場合)となるので、よりクローズアップしたい場合にも有利となるだろう。
作例10
等間隔に現れるボケや、白と黒の溶け込み具合に注目。きれいなボケが現れている。
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM・絞り優先AE(絞りf2.8/シャッタースピード1/500秒)・ISO100・WB:太陽光
作例11
花弁にピントを合わせて撮影。拡大表示しても十分な解像感が得られディテールがしっかりと描写されている。
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM・絞り優先AE(絞りf4.0/シャッタースピード1/50秒)・ISO200・WB:太陽光
EF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影
EF100mm F2.8 マクロ USMで撮影
作例12
新しいマクロレンズの方がバラのつぼみが小さく見える。若干ではあるが焦点距離が短いようだ。ボケ味は新旧共にきれいで解像度も高い。ただ、従来のマクロレンズはやや青味がかっているのに対して、新しいマクロレンズは暖色の傾向が強い。絞り優先AE(絞りf2.8/シャッタースピード1/320秒)・ISO400・WB:太陽光 (レンズ以外の撮影データは共通)
作例13
EOS 5D Mark IIにEF100mm F2.8Lマクロ IS USMを装着して撮影。絞り開放での撮影だが、周辺光量の低下が見られる。
絞り優先AE(絞りf2.8/シャッタースピード1/1600秒)・ISO200・WB:太陽光

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