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試用レポート
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ADOBE PHOTOSHOP LIGHTROOM 3 写真に関する一連の作業を効率的にサポートする写真管理ソフト 写真・文:吉田浩章
現像調整機能が豊富になったLightroom 3
 ADOBE PHOTOSHOP LIGHTROOM 3(以下Lightroom 3)は、画像を閲覧したり、現像調整をしたりするのに便利なアプリケーションソフトだ。通常、デジタルカメラを購入すると、画像を表示し選択するためのブラウズソフトが付属している。それらのブラウズソフトには、たいてい画像の編集機能も付いていて、一通りのことはこなせるようになっている。
 それならば別途Lightroom 3を購入せずとも、と思うのだが、一度Lightroom 3を使うとその便利さに手放せなくなるだろう。LIghtroom 3の特徴としては、RAWとJPEG、TIFFなどに対応していること、動作が軽快で高速なこと、現像調整の機能が非常に豊富であること、メーカーや機種を問わず多くのデジタルカメラのRAWに対応していること、Photoshopとの連携ができること、等が挙げられる。
 2010年6月末に登場したLightroom 3では新たに下記の機能が加わった。歪みや周辺光量などの自動補正機能、遠近感の補正機能、ノイズ低減機能の強化、フィルム粒子を画像に加える機能、デジタルカメラで撮影したビデオファイルのサポート、PCにつないだカメラをLightroom 3から操作できるテザー撮影機能(一部のカメラに対応)、などだ。
 一般的なユーザーには、現像調整機能の強化がバージョンアップのポイントと言えるだろう。その他の操作方法などは、ほぼ従来のインターフェースを踏襲している。ここでは現像調整の新機能の紹介も交えながら、Lightroom 3とはどんなソフトなのかについて見ていこう。
※以下の説明画面はMacintosh版を使用しているが、Windows版でも同様。

画像をブラウズ・セレクトする「ライブラリ」のサムネイル表示画面。

サムネイルをクリックすると、その画像が拡大表示される。


インポート方式を採用し、高速ブラウズを実現
 LightroomはJPEGにも対応するが、そのパフォーマンスを実感できるのは特にRAW画像においてだろう。RAWはデータを展開しないと画像として見ることができない。RAWに埋め込まれたJPEGを表示するアプリケーションもあるが、その場合の画質は劣る。RAWで撮影したならRAWならではの画質で確認したい。しかしRAWを展開すると、問題になるのがその展開までにかかる時間だ。特に数百枚レベルでRAWを撮影し確認しようとすると、PCの処理能力にも左右されるが多くの時間を費やすことになる。
 ではLightroom 3はどのようにして高速化を図っているか。他のRAW対応アプリケーションの多くが、ひとつひとつのRAWを表示するその瞬間にデータを現像・展開するのに対し、Lightroom 3ではまず始めに、表示したい画像をすべてLightroom 3独自の方式で読み込み保存しておく(「カタログ」として)。RAWの場合は現像・展開されたものが保存される。読み込んだ以降のブラウズ操作では、オリジナルのRAWにはアクセスせず、「カタログ」を利用することで高速化がなされる、という仕組みだ。ただ、カタログに保存されるプレビューサイズにもよるが、100%表示や200%表示をする場合などは、やはりオリジナルのRAWにアクセスし画像を現像・展開するため、少々の時間を要することがある。なお、現像調整をする場合はオリジナルのRAWを用いるので、画質の面での心配はない。
 画像を追加登録する機能も優れている。Lightroom 3では、たとえばフォルダを登録した場合、そのフォルダを「同期」させることで、そのフォルダに追加登録した画像を自動的に見つけ出してくれる。あとは画像の登録を行えばよい。これは画像管理を効率的にサポートしてくれるとても便利な機能だ。

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2000万画素の画像をブラウズ。ときどきテンポが遅れることがあるが、これくらいのスピードでブラウズできれば十分だろう。

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サムネイルを選んで拡大表示し、各部をチェックする様子。画像の拡大にボタンを使っているが、実際にはマウスクリックですむ。

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ズームツールを使って画像を拡大し、各部をチェック。クリックで拡大表示、縮小表示が繰り返される。

フォルダを同期させるには、同期させたいフォルダを選んで、メニューから「フォルダーを同期」を選び、指示に従う。
動作環境
(1パッケージにWindows版とMacintosh版が同梱されている)
Windows CPU:[Windows]インテル Pentium 4クラス搭載機■対応OS(日本語版):Windows7/Vista Home Premium、Business、Ultimate、Enterprise(32-bit版/64-bit版)、XP(Service Pack 3)■メモリー:2GB以上■HDD空き容量:1GB以上
Macintosh インテル・プロセッサー搭載機■Mac OS X v10.5、10.6■メモリー:2GB以上■HDD空き容量:1GB以上

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