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アサヒカメラ.net  写真の殿堂 審査結果 
選者より総評にかえて(大山高)

 入賞した写真を見ると、皆さんの頑張りがよく分かります。毎月、継続して応募するだけでも相当な努力を必要とすることでしょう。しかし、これだけの応募数があるのですから、もっと突抜けた作品が出てくることを期待しています。

 「写真の殿堂」に、よく応募してくださるメンバーのマイページを拝見すると、とても良い作品を見つけることがあります。そちらを応募してこないということは、ご本人はその価値に気づいていないのかもしれません。今一度マイページをじっくりと見直して、自分の作品を客観的に見つめてみることも大切だと思います。

 「写真の殿堂」の審査では、まずは、その作者でなければ撮れない写真かどうかというところに評価の軸足をおいています。したがって、技術的にとても巧くても、素晴らしく美しい景色が写されていても、それだけでは、上位には食い込めないと思います。自分ならではの味わいを創りだすことはなかなか難しいところですが、個性的な作品を撮るためには、出会いや発見が欠かせません。よい作品を撮る、つくるという愉しさに、もっともっとのめり込んで頂きたいと思います。今後共、よろしくお願いいたします。


今回の最終選考まで残った作品を紹介します
「共に歩む」  aquafoxさん
「共に歩む」
aquafoxさん
「雨音」  ariさん
「雨音」
ariさん
「帰り道」  BOWENさん
「帰り道」
BOWENさん
「漫ろ漫ろ-京都-2010.04.09」  fragmentさん
「漫ろ漫ろ-京都-2010.04.09」
fragmentさん
「雫でおめかし」  s-kouketsuさん
「雫でおめかし」
s-kouketsuさん
「不気味な夜」  stgrapherさん
「不気味な夜」
stgrapherさん
「覗き見る人たち」  TAKATENさん
「覗き見る人たち」
TAKATENさん
「羊蹄山(蝦夷富士)」  TAKE-Gさん
「羊蹄山(蝦夷富士)」
TAKE-Gさん
「僕 退屈だな」  vmaxさん
「僕 退屈だな」
vmaxさん
「草津白根山」  あさがおさん
「草津白根山」
あさがおさん
「追憶」  どん・がばちょさん
「追憶」
どん・がばちょさん
「ユウグレ」  ノライヌさん
「ユウグレ」
ノライヌさん
「無頼の街」  木綿屋喜三郎さん
「無頼の街」
木綿屋喜三郎さん

下記の2作品のみワンポイントアドバイスを記しています


「move.」yt.さん
「move.」
yt.さん
 yt.さんのブログを拝見しました。写真の表示が、カッコいいですね。UPされているどの作品からも、作者ならではの美意識を感じます。その中で、今回の応募作のようなスティルライフ・フォト(静物写真)的なテーマの作品を取り出してみた場合、被写体を捉えるセンスは良いのですが、撮影の過程に緻密な工夫が足りないのではないか、と私は感じました。そのために、画面そのものにエッジが立って見えてこない、という損をしています。

 全体的な作風について言えば、少々自閉的な傾向が見受けられると感じました。そのことで、個性の強い写真にはなっていますが、広がりは失っているように思うのです。私は、もっと自由に羽ばたいて頂きたいと感じました。カメラを間に挟んだ、世界とご自分の関係性を考察するということでは、ダジャレではありませんが、池澤夏樹氏の『スティル・ライフ』という小説を読んでみることをお勧めします。

「八高線」フミさん
「八高線」
フミさん
 Photoshopに代表されるレイヤーや編集機能のあるソフトを使えば、このような配置画像を組み合わせることは、簡単に出来るようになりました。応募作品を見て、アイディアとしては面白いと感じました。ただ作者はコラージュといわれていますが、応募作品の場合、正しくはフォトモンタージュの部類だと解釈できます。それに文字要素が入っていますから、グラフックデザインや雑誌のレイアウトのように見えてしまいます。「写真の殿堂」は、様々な趣味や興味を持ったメンバーで構成されています。私も鉄道には詳しくありませんが、もっとストレートな写真表現を見たいと思いました。北八高線という路線をテーマに、作者が感じた魅力がきっとあるはずです。より多くの人と分かち合える写真表現の追求を期待しています。

 参考としてコラージュの技法を用いた作家をみなさんに紹介すると、ピーター・ビアード氏や美術家の大竹伸朗氏などは、つとに有名です。興味のある方は、検索してみてください。画像検索を眺めるだけでも楽しめます。

※メンバーのニックネーム・作品名は応募時点のものです。

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